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看護師の起業・プチ起業

「このままずっと看護師を続けるのかな…」「体力的にも、気持ち的にも、少し疲れてきたかも」

そんな悩みを抱えて、起業や独立に興味を持つ看護師さんもいるのではないでしょうか。

夜勤やシフト勤務の負担、人間関係、働く場所や時間に縛られる日々。看護師という仕事に誇りを持っていても、「もう少し自分らしい働き方をしたい」と感じる瞬間があるのは自然なことです。

この記事では、起業・プチ起業を考えている看護師さんに向けて、起業のメリット・デメリットや、未経験からでも挑戦しやすい起業アイデアを紹介します。

看護師さんが起業するメリット・デメリット

起業のメリット

看護師さんが起業を考えるうえで知っておきたいメリットとデメリットを紹介します。

自分のペースで働ける

起業の一番のメリットは、働く時間や場所を自分で決められることです。

たとえば、これまで夜勤や急な残業に追われていた方も、起業すれば無理のない働き方が可能になります。

育児や家事と両立したい方、プライベートの時間も大切にしたい方にとって、自由度の高い働き方は大きな魅力です。

やりたいことを中心に仕事を組み立てられる

起業をすると、「自分が届けたいサービス」や「こういう人をサポートしたい」という想いをそのままかたちにできるようになります。

たとえば、「もっとじっくり向き合えるケアがしたい」「こういう人に役立つ場所をつくりたい」など、現場で感じていた理想を自分のスタイルで実現できるようになるのです。

会社や施設ではルールや制約があるため、すべてのアイデアを自由に試すのは難しいでしょう。職場の方針に左右されず、自分の考えをかたちにしていけるのは、看護師として働いていたときとはまた違ったやりがいにつながるはずです。

頑張った分が収入につながる

起業のもうひとつの魅力は、成果がそのまま収入に反映されやすいという点です。

看護師として働いていたときは、いくら忙しくても収入が変わらない、ということが当たり前だったかもしれません。

しかし、自分で事業を始めれば、工夫したことや努力したことが「結果」として見えやすくなります。

もちろん、始めてすぐに大きな利益が出るわけではありませんが、お客様との信頼関係が育ち、リピーターが増えてくると、収入面にも手ごたえを感じられるようになってきます。

起業のデメリット・気をつけたいこと

起業には自由さややりがいがある反面、気をつけておきたい点もいくつかあります。

最初のうちは収入が安定しないこともある

起業直後は、まだ知名度もなく、お客様がすぐに集まるとは限りません。売上が思うように伸びなかったり、準備にお金がかかったりと、「出ていくお金のほうが多い」という時期がしばらく続くことも多いです。

特に美容系や対面型のサービスは、お客様との信頼関係ができるまでに時間がかかる場合もあります。

そのため、開業前に生活費や運転資金にある程度の余裕をもたせておくことが大切です。

「最初の3〜6ヶ月は収入が不安定でも大丈夫なように」と見込んでおくと、気持ちにもゆとりが生まれます。

すべて自分で決めて、動かしていく必要がある

起業すると、サービス内容のことはもちろん、集客や経理、予約管理や商品の仕入れまで、すべてを自分で判断して動かしていく必要があります。

自由な反面、「何をどうすればいいのか分からない…」という場面にぶつかることもあるかもしれません。

最初から完璧を目指さなくても大丈夫ですが、「調べながら一つずつやっていく」という柔軟さは必要になります。

苦手な部分は、外部サービスや専門家に頼るという選択肢もあるので、「全部自分で抱え込まなきゃ」と思いすぎないことも大切です。

ひとりで動くことが多く、孤独を感じることも

会社や病院と違い、起業すると“チーム”がないため、一人で判断して、一人で動く時間が増えます。

最初はそれが気楽に感じられるかもしれませんが、時には「誰かに相談したい」「これでいいのか不安…」と思う瞬間も出てくるかもしれません。

そんなときは、起業仲間とつながったり、スクールや講座を活用したりして、人とのやりとりを持つことが支えになります。

また、身近な人に「相談にのってほしい」と気持ちを伝えるだけでも、ずいぶん気持ちが軽くなることもあります。

看護師さんにおすすめの起業アイデア10選

「起業」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、最近は自宅の一室やスキマ時間を使って始められる選択肢も増えています。

ここでは、看護師としての経験を活かしながら、自分のペースで取り組める起業アイデアを10個ご紹介します。

美容サロン

美容サロンの開業は、看護師の経験や対人スキルを活かしやすい起業スタイルのひとつです。「人の悩みに寄り添いたい」「癒しやキレイを届けたい」という思いがある方には特に向いています。

美容サロンといっても、その種類はさまざま。フェイシャルやボディケア、まつ毛エクステ、ネイル、脱毛、アロマ、リラクゼーション系のサロンまで、提供できるサービスは幅広く、自分の興味や得意な分野から選ぶことができます。

看護師のサロン開業におすすめ!
「リンパマッサージサロン」

なかでもおすすめなのが、リンパマッサージを提供するリラクゼーションサロンです。

強い力を使う整体や指圧とは違い、やさしいタッチで流れを整えていく施術なので、体力に自信がない方でも無理なく続けられるのが特徴です。

開業にあたって必要な備品は、ベッドやタオル、オイルなど、手軽に揃えられるものばかり。脱毛機器のような高額な機械を購入しなくてもはじめられるので、初期費用を抑えて開業できます。

「手に職をつけて、長く続けられる仕事がしたい」「人の疲れや不調に寄り添いたい」そんな気持ちがある方にぴったりの選択肢です。

当サイトでは、技術と知識の両面からしっかり学べるリンパマッサージスクールをご紹介しています。興味のある方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。

おすすめの
リンパマッサージ
スクール
を見る

Webライター

文章を書くことが好きな方や、自分の経験を言葉にして誰かの役に立てたいと考えている方には、Webライターがおすすめです。

特に医療・健康系のジャンルでは、看護師の知識や経験を活かせる場面が多く、医療監修や記事執筆のニーズも高まっています。

パソコンとインターネット環境があれば、自宅で仕事ができるのも大きな魅力。子育て中でも、空いた時間に取り組めるので、無理なく続けられます。

最初は単価の低い案件からスタートすることが多いですが、コツコツと実績を増やすことで信頼を獲得でき、単価アップや継続案件につながることもあります。

訪問看護ステーションの運営

看護師の資格をしっかり活かしたい方にとって、訪問看護ステーションの運営はやりがいの大きい選択肢です。

高齢化が進む中、在宅医療のニーズは年々増加しており、地域に根ざしたサービスとして注目されています。

法人の設立や人員基準のクリア、自治体への指定申請など、開業にはそれなりの準備が必要ですが、「看護の仕事を続けたいけれど、もっと自由度を持ちたい」と考えている方にはぴったり。

地域医療への貢献や、自分が理想とする看護のかたちを追求したい方に向いています。

カウンセラー・相談業

「話を聞くのが好き」「誰かの気持ちに寄り添いたい」そんな方に合うのが、カウンセラーや相談業としての起業です。

不妊治療や美容整形、メンタルヘルスなど、分野によって求められる知識やスタイルは異なりますが、医療現場で得たコミュニケーション力や観察力を活かせるのが強みです。

近年はオンラインでのカウンセリングも一般的になってきているため、サロンを構えるよりもハードルは低め。資格や経験を活かしながら、スモールスタートしやすい分野です。

コミュニティカフェをオープンする

看護師としての経験を活かして、地域の人が気軽に集まれるカフェを開くのも一つの形です。

店内で健康相談をしたり、ミニセミナーを開いたり、定期的なイベントを開催したりと、交流の場としての役割も果たせます。

自宅の一部を活用する小さなカフェからスタートする方も多く、地域密着型で人と関わることが好きな方にぴったりのスタイルです。

ベビーシッター

子どもと関わるのが好きな方や、小児科での勤務経験がある方には、ベビーシッターの仕事もおすすめです。特に看護師の資格を持っていると、急な体調の変化にも対応できる安心感があり、信頼されやすいのが大きなポイントです。

病児・病後児保育にも対応できるスキルがあれば、共働き家庭などからの需要も高く、個人で活動していても口コミなどで広がりやすくなります。

訪問型でご自宅に伺うスタイルや、オンラインで子育て相談を行う形など、自分に合ったスタイルを選べるのも魅力。開業に大きな設備投資は不要で、スタートしやすい起業アイデアのひとつです。

デイサービスの運営

高齢者の方に向けた通所型介護施設=デイサービスの運営も、看護師経験を活かしやすい起業スタイルです。食事や入浴、レクリエーションなどを通じて、ご利用者の生活を支えるサービスであり、医療的な視点が必要とされる場面も多くあります。

看護師が運営者となることで、ご家族からの信頼も得やすく、安全面や体調管理への配慮にも説得力が増します。介護分野に興味がある方や、地域に根ざした事業を目指したい方にとっては、やりがいのある仕事です。

開業には一定の資金と人材が必要になるため、まずは小規模から始めて、徐々に拡大していくという方法もあります。

病児・病後児保育

子どもが急に体調を崩してしまったとき、親が仕事を休めず困ってしまう——。そんな家庭をサポートするのが、病児・病後児保育です。看護師の資格と経験を活かして、子どもの体調を見守りながら必要なケアを提供するこの仕事は、社会的にも意義のある活動として注目されています。

保育施設に併設する形、自宅で行う小規模保育、あるいはご家庭に訪問するスタイルなど、働き方も選べます。個人で始める場合は、まずは1組ずつ、知り合いからの紹介や地域のマッチングサービスを通じて始める方も多いようです。

小児科での勤務経験がある方、子育て経験がある方など、「子どものケアが得意」という方にとっては、無理なく始めやすく、信頼を得やすい起業アイデアです。

健康料理教室

料理が好きで、健康や栄養に関心がある方には、自宅やオンラインで開催できる「健康料理教室」を開くのもおすすめです。生活習慣病の予防や、体質改善、栄養バランスの考え方などを盛り込んだレッスンは、ただの“お料理教室”とは違い、看護師ならではのアプローチが可能です。

たとえば、血糖値や血圧が気になる方向けのメニューを提案したり、高齢者や育児中の家庭に向けた食事の工夫を伝えたりと、対象に合わせた講座にすると差別化しやすくなります。

オンラインレッスンなら、地域に限らず全国から参加してもらえるのも大きなメリット。自分の知識や生活スタイルを無理なく活かせる、自由度の高い働き方です。

フリーランス看護師

「看護師という仕事は続けたいけど、今の働き方は大変すぎる…」

そんな方に選ばれているのが、フリーランスという働き方です。病院やクリニックに所属せず、健診やイベント看護、ツアーナースなど単発の仕事を請け負いながら働くスタイルで、自分でスケジュールを決めやすいのが大きな魅力です。

フリーランスというとハードルが高く感じるかもしれませんが、最近では単発バイト専門の求人サイトやマッチングサービスも充実していて、働き方の選択肢は広がっています。

空いた時間で副業を始めたり、自分の得意分野を活かした仕事に挑戦したりと、看護師としての経験をベースにした“自分らしい働き方”を模索したい方に向いています。

看護師が起業を考えたときの流れ

「起業してみたい」と思っても、いざ始めるとなると「何から手をつけたらいいの?」と戸惑う方も多いはず。ここでは、起業の準備を始めるうえでの基本的な流れをご紹介します。

1.やりたいこと・ビジネスアイデアを固める

まずは「自分がどんなことをやりたいのか」「何に向いていそうか」を考えるところから始めましょう。

SNSで人気だから、なんとなく流行っているから…といった理由では、あとから「想像と違った」と感じてしまうこともあります。

まずは自分の経験・得意なこと・やりがいを感じる場面を振り返ってみましょう。たとえば、「人と話すのが好き」「美容が好き」「子どもや高齢者と関わりたい」など、自分の感覚をヒントに探してみるのもおすすめです。

実際にその分野で活動している人のSNSやブログ、講座の体験談などを見てみると、想像だけではわからなかった現実的な部分も見えてきます。

2.ざっくりとした事業計画を立ててみる

「やりたいこと」が見えてきたら、次は計画です。最初から細かく作り込む必要はありませんが、“なんとなく始める”ことはできるだけ避けたいところです。

「どんなサービスを、どんな人に、どこで、どのくらいの価格で?」「開業にどれくらいの費用がかかるか」「売上の見通しは立ちそうか」といった点を、ざっくりでもいいので書き出しておくことで、現実感がグッと増します。

資金がどこから生まれるのか、どうやってお客様に知ってもらうのかなど、後回しにしがちな部分も含めて、見通しを持つことが大切です。

3.資金について考える

起業に必要な資金は、内容や規模によってかなり差があります。

たとえば、オンラインで完結するビジネスなら数万円の準備で足りることもありますが、サロンや施設の開業となると、数十万円〜数百万円かかることもあります。

費用が足りない場合は、日本政策金融公庫の女性向け融資や地方自治体の開業支援、クラウドファンディングの活用の活用を検討してみましょう。

とはいえ、資金調達には審査や準備書類が必要ですし、借入にはリスクも伴います。「お金のことは後回し」ではなく、「今の時点で、どこまでなら動けるか」を現実的に考えることが大切です。

4.開業の準備を進める

次に、必要な備品や環境の準備を進めていきましょう。

たとえばサロンを始めるなら、施術ベッドやタオル、オイルなどの道具、あるいはレンタルスペースの確保が必要です。

Webライターなら、パソコン環境と執筆ツールの整備などが必要になります。

この段階で、「スキルや知識が足りないかも…」と思ったら、事前に学べる講座やスクールを検討するのもひとつの選択肢です。

また、事業に必要な届出や資格があるかどうかも、この段階で必ずチェックしておきたいポイントです。

5.必要に応じて開業手続きを行う

個人で活動を始める場合は、税務署への「開業届」の提出を行います。費用はかからず、書類も1枚だけ。また、青色申告の申請も合わせて行えば、節税のメリットを受けられる可能性もあります。

ただし、事業内容によっては保健所や自治体への届出が必要になるケースもあるため、自分が始めるビジネスにどんな手続きが必要か、事前に必ず調べておくことが重要です。

また、開業届を出すと「事業として扱われる=税金の申告も必要になる」ため、収支の記録や帳簿付けの基本も少しずつ覚えていく必要があります。

「なんとなく」で始めてしまうと、あとで手間がかかったり、損をしてしまうこともあるので、最初に知識を少しずつ身につけておくのがおすすめです。

まとめ

今回は、美容サロンやWebライター、カウンセラーなど、看護師の強みを活かせる起業アイデアを紹介しました。

起業は、自分に合った働き方を見つけたいと考えるときに、現実的な選択肢のひとつです。看護師としての知識や経験は、さまざまな分野で十分に活かすことができます。

ただし、起業には準備や計画が必要で、勢いだけで進めるのはリスクもあります。事業内容や目指す規模に応じて、必要な情報を集め、段階を踏んで進めることが大切です。